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スプリングバンク12年

スプリングバンク12年 カスクストレングス
SPRINGBANK Aged12years CASK STRENGTH

キャンベルタウンウイスキー

スプリングバンク蒸留所は、スコットランドの南部キンタイア半島のキャンベルタウンに1828年に建てられました。レイド家によって創業しましたが、その後すぐミッチェル家が買い取りました。そして、紆余曲折ありながらも現在に至るまでミッチェル家の独立資本で経営を行っているキャンベルタウンモルトの代表格です。

キャンベルタウン周辺は、気候が温暖で古くから人々が棲みつき1900年代初頭はウイスキー製造、漁業、造船業などで栄えた町でした。この地方が最も栄えていた時代には、30を超えるウイスキーの蒸留所が存在したとされています。しかし時代の変化を経てそれらの事業は衰退し、現在は観光を中心とした街に変わり、ひっそりとたたずんでいます。稼働している蒸留所は「スプリングバンク」「グレンスコシア」「グレンガイル」のわずか3箇所となってしまいました(グレンガイルは1925年から閉鎖していましたが2004年、スプリングバンクにより再開されました)。これらの蒸留所はかつて栄えたキャンベルタウンモルトの誇りを持ち、現在も伝統を守りつつ新たな味わいを追求し続けています。

スプリングバンク蒸留所では、製麦から糖化、蒸留、熟成、樽出しからボトリングまでの全ての工程を行っています。ボトリングまで行っている蒸留所はグレンフィディックとロッホサイドくらいで非常に珍しい蒸留所なのです。また、ここでは麦芽のピートレベルと蒸留方法を変えつつ、スプリングバンク、ロングロウ、ヘーゼルバーンという3つのブランドを展開しています。スプリングバンクは軽くピートを焚き込んだ麦芽を使用し、2回蒸留でつくられています。かつては“モルトの香水”と称されるほど甘美で芳醇な香りを放ち、潮風の影響、または麦芽させる際に焚くピートの影響から“塩辛い(ブリニー)”味わいがあると言われています。

こちらのスプリングバンク12年カスクストレングスは、定期的に数量限定でリリースされる商品で、カスクストレングスで詰められるためバッチごとに度数が異なります。加水を一切せずにボトリングしている為、スプリングバンクの持つ100%のポテンシャルをご堪能いただけます。また、このボトルは現行品ではなく旧ボトルの為、私も懐かしさを感じるボトルデザインです。今ではなかなか目にすることがないと思います。貴重なウイスキーの一つを是非お楽しみ下さい。

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