東京銀座
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エンジェルズ エンヴィー (ANGELS ENVY FINISHED IN PORT WINE BARRELS)
近年アメリカでは、小規模蒸留所ながらも小規模ゆえの小回りのよさで独自のこだわりや情熱を込めた、高品質なバーボンを作ろうというクラフトバーボンブームが到来しています。 『エンジェルズ エンヴィー』もその一つで、ジャックダニエルや、ウッドフォードリザーブ等の有名なウイスキーを手掛けてきたブラウンフォーマン社で、長年マスターディスティラーを勤めていたリンカーン・ヘンダーソン氏が、息子のウェス・ヘンダーソン氏と共に立ち上げたのがケンタッキー州ルイヴィルに位置する『エンジェルズ エンヴィー蒸留所』です。 ウイスキー蒸留の世界では、熟成の過程で樽から原酒が揮発して量が減ることを「エンジェルシェア」、天使の分け前と呼びます。リンカーン・ヘンダーソン氏が出来上がった原酒を味見した際に、その事から「ついに天使よりも素晴らしいものができた」と冗談を言ったことから、“天使の羨望”という名前がつけられました。 『エンジェルズ エンヴィー ポートフィニッシュ』は、最高6年熟成の原酒を、ポルトガルから直輸入したフレンチオーク製ポートワイン樽で3〜6ヶ月追熟して作られています。 バーボンではあまり見かけないユニークな作り方と、ハンドクラフトにこだわりを持ち、熟練の職人技によって少数生産されるケンタッキーストレートバーボンです。 蒸留所が完成したのが2016年と新しいブランドであるため、知名度はまだそれほど高くはないですが、バーボン好きたちの間では既に注目されています。 [...]
ケ・ドルセー No.50(QUAI D’ORSAY No.50)
長さ:110mm リングゲージ:50 ヴィトラ名 ペティロブスト 『ケ・ドルセー』は1973年にフランス市場向けに作られたブランドです。 その名前は「セーヌ川のオルセー河岸」を意味しており、登場から40年ほどフランス限定のブランドとして名をはせていました。 2015年までに全てのヴィトラが製造中止になり、2017年にリングデザインを刷新して世界各国向けにリニューアル。その時に発表されたのが『No.50』と『No.54』の2種類です。 No.50は、その名の通りリングゲージが50。ペティロブストに分類されるサイズで、パルタガスのセリーD No.5と同じ大きさです。 ブエルタアバホの上質な葉を使用しており、比較的軽めのミディアムからミディアムライトの味わいで、初心者の方にもおすすめです。 [...]
グレンモーレンジ 12年 バレルセレクト カルヴァドス (GLEN MORANGIE Aged 12years old BARREL SELECT CALVADOS)
「完璧すぎるモルト」と呼ばれるグレンモーレンジは、ハイランドに位置するグレンモーレンジ蒸留所で作られています。 1843年に古いビール工場を改修して作られた同蒸留所は、最初のうちは経営が上手くいかず資金繰りに悩まされていました。 1887年にウイスキー用より安価な、ジンの蒸留に使われていた中古のポットスチルを購入したのが転機となりました。 このポットスチルで作られた原酒に上品でフローラルな味わいがするということで、たちまち大人気になっていきました。 また、グレンモーレンジは「樽のパイオニア」とも呼ばれており、スコッチウイスキーの熟成にバーボン樽を利用した世界初の蒸留所とされています。 「樽のパイオニア」と呼ばれるだけあって、グレンモーレンジ蒸留所は様々な樽で追熟させる手法を非常に得意としており、毎年のように限定品をリリースしています。 数多くの限定品を世に送り出してきたグレンモーレンジですが、中でも人気なのが蒸留所責任者であるビル・ラムズデン博士が直々に希少な樽を一つ一つ厳選し、樽の風味を最大限活かすというコンセプトの「バレルセレクトシリーズ」。その第4弾として2024年の3月に発表されたのが「グレンモーレンジ12年 バレルセレクト カルヴァドス」です。 リンゴや洋梨から蒸留されるカルヴァドスの甘く芳醇な香りに着想を得たラムズデン博士は、グレンモーレンジ蒸留所初のカルヴァドス樽フィニッシュに着手します。 [...]
ハーバリスト YASO ジン(THE HERBALIST YASO JIN)
新潟県上越市の古くからの文化である発酵技術と、日本有数のヨモギの名産地であることから、80種類の野草の酵素をベースにした健康食品を40年以上作ってきた株式会社越後薬草。同社が手掛ける『THE HERBALIST YASO GIN』は、2020年の2月に誕生しました。 野草を材料にした製品を発酵させる際に副産物として生成されてしまうアルコール分を何かに活用できないかと考えた同社の社長である塚田氏。80種類の野草というキーワードに、ジンの世界におけるボタニカルの概念との共通点を見出し、クラフトジンを作ることを決意します。 こうして立ち上げられた越後薬草蒸留所にて、「ハーブの女王」と呼ばれるヨモギを主体とした新潟県上越の野草を含め80種から成るベーススピリッツに、20種類のボタニカルを加えて再蒸留し、『野草』と『80(やそ)』をかけて『YASO GIN』と名付けられました。 「森に実る架空のフルーツ」という、想像上の果物をコンセプトにみずみずしくフルーティな味わいになったYASO GINは、すでに国際的な品評会から様々な賞を頂くほどのものとなっています。 クラフトジンブームも相って、沢山の国産クラフトジンが造られる現代ではありますが、大半の製造者はベーススピリッツを外部から仕入れており、自社で拘りのあるベーススピリッツを用意できるのは越後薬草の強みと言えます。 [...]