ヒメネス・スピノラ シガーズクラブNo.2

現在のボデガの設立は1919年ですが、1729年にはすでにスピノラ家の先祖フェリペ・アントニオ・サルサナ・スピノラ氏が輸出をした記録もある長い歴史を誇る家族経営の造り手です。

ペドロヒメネスというブドウ品種のみを使ったワインやブランデー造りに特化しているという点でスペインはもとより、ヨーロッパ中でもオンリーワンの存在として知られているヒメネス・スピノラ社。

100%手摘み、100%天日干しで味の安定化を図るために通常行われている“補酸”“酒精強化”“冷却安定”といった調整を一切行っていません。極めてコストのかかる製法ではありますが、これにより他のメーカーでは真似の出来ない唯一無二の高品質なシェリーが出来上がります。

このブランデーは、スペイン葉巻メーカーであるアルタディス社より同社のハバノスシガーと相性の良い高貴で特別なブランデーを造るため、依頼を受けたことから生まれました。

ヒメネス・スピノラ社の洗練されたペドロヒメネスシェリーを蒸留し、その後伝統的なソレラシステムによって最低23年間オーク樽による熟成を絡ます。シガーの3分の2を吸った時に現れる苦みとのバランスを補い、最後まで調和を求めて、伝統にのっとったセレクションが重ねられました。ブランデーの“強さ(タイプ)”は3段階(No.1、No.2、No.3)に分かれ、それぞれが年間350本という限定生産です。キューバシガーに合う究極のブレンデーを作るというコンセプトをパーフェクトに表現した世界でも類を見ないシガーブランデーの頂点といっても過言ではありません。ぜひマリアージュをご体験ください。