アードベッグ スティルヤング
ARDBEG STILL YOUNG
アイラウイスキー
アードベッグ蒸留所は1815年、創業者のジョン・マクドーガルによって創業しました。創業して200年を超えるアードベッグですが、創業後はオーナーの変更が相次ぎ、波乱の年月が続きます。特に1980年代~1990年代にかけて、アードベッグ蒸留所の生産はかなり不安定なもので、蒸留所自体も事実上停止していました。
しかし、1997年にグレンモーレンジ社に買収されたのを機に工場は再建し、アードベッグは不死鳥のごとく復活を遂げました(2004年にグレンモーレンジ社がLVMHに買収され、LVMHが実質的オーナーとなります)。
この「スティルヤング」は、アードベッグ復活を祝して作られた“アードベッグ10年への道”シリーズの一つです。1998年に蒸留された原酒を6年熟成させた「ベリーヤング」を2004年に発売したことを皮切りに、2006年に第二弾の8年熟成の「スティルヤング」、翌年に第三弾となる9年熟成の「オールモストゼア」の発売へと続いていき、2008年に10年熟成の「ルネッサンス」の発売をもって、このシリーズは第四弾で完結となりました。
第一弾の「ベリーヤング」同様に、カスクストレングスで度数も高いです。しかし、口に含むと滑らかで甘みがあり、力強いスモーキーフレーバーと潮の香りがバランスよく調和しています。
限定販売な上、発売後15年以上が経過しているということもあって今やお目にかかることはほとんどないのではないでしょうか?これを飲んで是非、アードベッグの歴史に触れてみて下さい。