東京銀座
2nd Anniversary

新着情報
ラフロイグ 18年 オールドボトル(LAPHROAIG Aged 18years old bottle)
アイラモルトの王と称されるラフロイグは、1815年にジョンストン兄弟によってアイラ島で創業された蒸留所です。 時が経ち1954年、当時の蒸留所長だったイアンハンター氏が、秘書だったエリザベス(ベッシー)・ウィリアムス氏に遺言で経営を託し、世界初の女性の蒸留所所長が誕生しました。 彼女は伝統的なフロアモルティングを守りつつ、品質を落とすことなく、生産性を向上させることに成功し、今のラフロイグの味わいの原型を作り上げたとされています。 その品質の高さが現英国国王であるチャールズ3世の目にとまり、1994年の皇太子時代に王室御用達のロイヤルワラントを下賜されました。 その証として、プリンスオブウェールズの紋章である3本のダチョウの羽根をあしらった『平和の楯』がラフロイグ蒸留所の外壁に飾られており、ボトルのラベルにも描かれています。 『ラフロイグ18年』は、バーボン樽で18年以上熟成された原酒をバッティングし、ノンチルフィルタードでボトリングされています。 昨今の原酒不足によりここ10年程の間にほとんどが終売となっておりましたが、最近になって18年の販売が再開されているようです。こちらは、販売休止前のオールドボトルで10年ほど前にリリースされた商品です。 ラフロイグの特徴である力強いピート香を消すことなく、熟成によるまろやかな甘みとのバランスが秀逸なのがこの18年。ぜひこの機会にお試しください。 Laphroaig, [...]
六 ジン(ROKU JAPANESE CRAFT GIN)
ジャパニーズクラフトジンの『ROKU』は、桜をはじめとした6種類の和素材を使用したまさに日本を代表するジンです。 製造しているサントリーの大阪工場は1919年からあり、山崎蒸溜所よりも歴史のあるお酒の製造拠点で、サントリーの創設者である鳥井信治郎氏が赤玉ポートワインを製造していた拠点でもあります。 実はサントリー社は1936年頃からジン作りを行っていて、1981年には高価格帯のジンをリリースしていました。 しかし、時代背景なども相まって残念ながら10年ほどで終売。世界に届けることは叶いませんでしたが、その流れを見ていた鳥井和之氏は、「いつかこういうジンを造りたい」と思うようになりました。 年月が経ち、2014年にサントリーがアメリカのビーム社を買収し、ビームサントリー社(現サントリーグローバルスピリッツ)が誕生すると、世界的な市場に目を向けることができるようになりました。 これを機に鳥井和之氏は『ROKU』開発プロジェクトを始動、2017年に『ROKU』が誕生することになります。 『ROKU』の開発コンセプトは「ザ・ジャパニーズクラフト」。細部までこだわり尽くした繊細な作り方が特徴的です。 『ROKU』の最も特徴的なボタニカルは桜花と桜葉、しかし一緒くたに浸漬することはしません。花びらは香りが最も良いとされる開花後すぐの1〜2週間の間に採取し、ニュートラルスピリッツに浸漬して毎日手作業で混ぜ合わせてから花びらだけ取り除かれてそのまま材料に。桜葉は浸漬後、特有の青っぽい匂いを消すためにもう一度減圧蒸留を施す等、それぞれのボタニカルを最適な方法で抽出しています。 この作業はさながら和食のそれぞれの素材の持ち味を活かした最適な調理をし、最後に同じ器に盛る「炊き合わせ」のような作り方です。 『ROKU』は他にも煎茶や玉露、山椒や柚子など日本の四季を象徴するボタニカルが使われており、6種の和素材と8種のトラディショナルなボタニカルを使って造られています。 [...]
ニューグローブ8年 ダブルカスク アカシアフィニッシュ(NEW GROVE RUM DOUBLE CASK ACASIA CASK FINISH Aged 8years)
『天国に最も近い島』と呼ばれ、セレブや俳優達がハネムーン等の行き先として選ぶことも多いモーリシャス島はインド洋に浮かぶ、東京都と同じくらいの大きさの島国です。 モーリシャス島はかつて波乱万丈とも言える歴史を歩んできています。 1638年からオランダ人が入植し始め、この時の総督であるオラニエ公マウリッツ氏の名から当初「マウリティウス島」と名付けられました。 この時にオランダ人たちによって持ち込まれたサトウキビにより、製糖業が盛んになっていきます。 しかし、モーリシャス島はサイクロンの通り道であったため、度重なるサイクロンと干ばつによってオランダは疲弊し、1710年に島の植民地化を諦め立ち去りました。 その後1715年になると今度はフランス人が上陸し、植民地化を図ることになります。 フランスはこの島の名前を「イル・ド・フランス」と改め、後に首都となる基地を建設する等、今のモーリシャス共和国の基盤を創り上げました。 この時期に、モーリシャス島の一大産業となっていたサトウキビプランテーションの労働力確保のため、アフリカから大量の奴隷が連れてこられました。 更に時代が進み、ナポレオン戦争が勃発すると、1810年にイギリス軍によって占領されてしまいます。 パリ条約によって正式にイギリス領と認められると、島の名前を本来の「マウリティウス」を英語読みした「モーリシャス」に戻しました。 [...]
ラモンアロネス スペシャリーセレクテッド(RAMON ALLONES SPECIALLY SELECTED)
長さ:124mm リングゲージ:50 ヴィトラ名 ロブスト 知名度はそれほど高くないですが、ラモンアロネスもかなり古くから存在する歴史のあるブランドの一つです。 1920年頃には英国などで非常に人気のブランドでしたが、キューバ革命による国有化の流れでレギュラーヴィトラの数が激減いたしました。しかしながら、リージョナルエディションやエディションリミテッドなどの限定リリースを含めると、これまでにキューバシガーの中でもトップクラスの種類のリリースを誇る人気ブランド。 国有化されてからはパルタガス工場で巻かれるようになったことも相まって、度々パルタガスと比較されることもります。 また、シガーをブランドのエンブレムが刻まれた木箱に梱包した最初のブランドであり、そのスタイルは今やすべてのキューバンシガーに浸透しており、まさにパイオニアのような存在でもあります。 『スペシャリーセレクテッド』は、ロブストサイズのフルボディな味わいを持つラモンアロネスのフラッグシップと言えるヴィトラです。パルタガスのセリーD No.4と同じサイズですが、パルタガスほどのスパイシーさは無く、花を想わせるフローラルなニュアンスを持っています。 [...]