東京銀座
2nd Anniversary

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ゴッドファーザー(GOD FATHER)
誰もがその名を知っているマフィア映画の名作『ゴッドファーザー』が公開されたのは1972年のことで、それからまもなくこのカクテルが世に出ました。 『ゴッドファーザー』は、原作者のマリオ・プーゾ氏がイタリア人なのと、物語自体がイタリア系アメリカ人マフィアの物語ですので、イタリアのリキュールであるアマレットとウイスキーを掛け合わせたシンプルながら奥深い味わいのカクテルです。 ベースに使われるウイスキーは自由ですが、現在ではスコッチが使われることも多いです。 非常に有名なカクテルですが、その考案者が誰であるか、どこで誕生したかは不明です。 一説によると映画ゴッドファーザーで主演を演じた俳優のマーロン・ブランドが、元々ウイスキーにアマレットを混ぜる飲み方が好きで、いつしかその飲み方がゴッドファーザーと呼ばれるようになったとする説もあるようです。 またレシピが非常に簡単なため、派生や類似のカクテルが多くあります。 ベースをウォッカに変えれば「ゴッドマザー」、ブランデーに変えれば「フレンチコネクション」とそれぞれ有名なカクテルになります。 一見するとウイスキーをロックで飲んでいるようにしか見えない傍ら、アマレットの深く優しい味わいにうっとりするようなカクテルです。 葉巻にも相性の良い代表的なカクテルの一つです。ぜひ葉巻と共にお楽しみください。 [...]
パンチ パンチパンチ(PUNCH PUNCH PUNCH)
長さ:143mm リングゲージ:46 ヴィトラ名 コロナゴルダ パンチは1840年代に誕生したブランドで、ブランド名は当時英国で流行っていた風刺雑誌に由来し、当初は英国市場向けに作られたブランドでした。 その所以で、パンチパンチの化粧箱の蓋の裏には『ミスター・パンチ』という名のキャラクターが今でも描かれています。 少しややこしい名前をしていますが、『パンチ』というブランドの中に『パンチパンチ』というヴィトラがあるのでフルネームだと『パンチ パンチパンチ』となります。 コロナゴルダと呼ばれる愛好家にとってはメジャーなヴィトラで喫煙時間は約1時間。 強そうな名前に反して、優しく柔らかい甘みを持つシガーですが、後半になるにつれスパイシーな一面も見えるフルボディな一本です。 [...]
響30年(HIBIKI Aged 30 years)
世界で最も権威のある酒類コンペティションの一つが、イギリスの雑誌『ドリンクス・インターナショナル』が主催するインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ、通称ISCです。 1995年に第1回を開催し、毎年世界各国から集められた様々なお酒を、各蒸溜所のマスターディスティラーやマスターブレンダーなどのお酒の第一人者から選ばれた審査員によって、ブラインドテイスティングで評価を下しています。 そんなISCの最高賞であるトロフィーを何度も受賞した響30年はサントリーの誇るブレンデッドウイスキーの最高峰です。 1回目のトロフィー獲得は2004年。まだ日本にウイスキーブームは訪れておらず、むしろ低迷期と言われていた頃でした。 そんな中突如現れてトロフィーを獲得したジャパニーズウイスキーに、世界は驚いたことでしょう。 その後は2006年、2007年、2008年と3回連続してトロフィーを獲得する偉業を成し遂げました。 この2008年はイチローズモルトで知られるベンチャーウイスキーの秩父蒸留所が稼働を開始した年でもあり、イチローズモルトと共に日本のウイスキーを世界に知らしめた功労者であることは間違いないでしょう。 響30年は年間で数千本しか作られない貴重な最高峰のブレンデッドウイスキー。30年以上熟成のシェリー樽原酒の山崎を元に、同じく長期熟成された白州と知多によって構成された至極の逸品です。 ボトルも響の特徴である24面カットではなく、江戸切子なども手掛けており日本の高級グラスを代表するカガミクリスタル製の30面カットと特別仕様になっています。 1997年の初リリースから現在までどんどん相場が上がっており、今では滅多に見かけることのない大変貴重なジャパニーズブレンデッドウイスキーです。 [...]
ザ・ディーコン(THE DEACON BLENDED SCOTCH WHISKY)
世界的な酒類製造販売会社のペルノリカール社とソブリン・ブランズ社によって創られたブレンデッドウイスキーの『ザ・ディーコン』。伝統をリスペクトしつつもあえて熟成年数や産地などの固定概念に縛られず、新たな味わいを創造するイノベーションをコンセプトにしています。 ソブリン・ブランズ社は1999年にニューヨークで創業された家族経営の会社で、スパークリングワインやスピリッツの生産販売をしていました。 革新的なプロモーションを打ち出す事で全米から注目されていた同社ですが、2021年にペルノリカール社が少数株式を取得し、その後出資比率を大幅に増やし、2023年に『ザ・ディーコン』を発売するとともにウイスキー事業へと参入しました。 日本では、2024年4月に発売開始されました。 特徴的なスチームパンク調のPVと共に上陸してきたこのウイスキーは、目を惹く外観も相まって瞬く間に話題となったため、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。 他に類を見ない銅色のボトルは、ポットスチルをイメージしてガラスにメッキを施しています。 そして最も目を惹くのがラベルに描かれたスチームパンク調のペスト医師。ディーコンという名はスコットランド語で「熟達した名匠」といった意味を持っており、14世紀頃に猛威を振るっていたペストと戦ったペスト医師達をリスペクトした意匠となっています。 奇抜なのは見た目だけでなく、フレーバープロフィールも独特なものとなっています。 コンセプトは「スモーキーなのにフルーティー」。特徴的なピートが香るアイラモルトと、焚き火のようなスモーキーさのあるスペイサイドモルトの2つを主軸に立てて構成しています。 ピート香とスモーキーさに潮っぽさが相まって、炭火で焼いた肉料理のようにも感じられ、柑橘のフルーティーさも漂ってきます。 [...]






