レッドブレスト15年(RED BREAST Aged 15years)
kameisyuji2026-07-03T17:55:57+09:00アイルランド共和国と、英国領である北アイルランドは、かつてスコットランドを凌ぐ生産量を誇っていたウイスキーの名産地です。 また、確実な記録ではないですが最古のウイスキー発祥の地であるという説もある、由緒正しいウイスキーの国です。 度重なる世界大戦や連続式蒸留機の発明、主な輸出先であったアメリカの禁酒法、そしてアイルランドでの悪徳ボンダーの横行が重なり、アイリッシュウイスキー業界全体が衰え、一時期はほぼ全ての蒸留所が閉鎖に追い込まれました。しかし、今でも根強いファンがおり、近頃は新しく稼働を開始した蒸留所なども増えてきています。 また、1800年代になってから導入された麦芽税への対策として誕生した、未発芽の大麦を使用して作られる「シングルポットスチルウイスキー」もアイリッシュウイスキーの大きな特徴です。 シングルポットスチルウイスキーを名乗るためにはモルトの使用量が30%以上、未発芽の大麦の使用量が30%以上で、単式蒸留器で3回の蒸留をする事が法律で定められています。 未発芽の大麦を使うことで発酵が遅れ、独特なオイリーさが生まれ、3回蒸留によって雑味が取り除かれたクリアな味わいになります。 レッドブレストはこのシングルポットスチルウイスキーの代表格ともいえるブランドです。 1900年代初頭のアイルランド独立戦争の只中、ギルビー社によってレッドブレストは発売されました。 戦争で人々は貧しくなり、庶民が高価な蒸留酒に気軽に手を出しづらくなったことから、当時の上流階級であった聖職者に準えて「聖職者のウイスキー」と呼ばれていました。 レッドブレストという名は、ラベルにも描かれているヨーロッパコマドリを指しています。 [...]
















