宮城峡 マンサニーリャウッドフィニッシュ2018(MIYAGIKYO MANZANILLA WOOD FINISH 2018)
kameisyuji2024-01-05T17:54:02+09:00「日本ウイスキーの父」、竹鶴政孝が余市蒸溜所を立ち上げてから約30年、竹鶴の理想とする国産ウイスキーを作り出すためにはもう一つ蒸溜所が必要でした。 竹鶴が選んだのは仙台の宮城峡、新川と広瀬川が交じるこの緑豊かな峡谷に訪れた際、持っていたブラックニッカを川の清流で割って味見をし、その場で蒸溜所建設を決定したそうです。こうしてニッカウヰスキー第二の蒸溜所として誕生したのが『宮城峡蒸溜所』です。 宮城峡蒸溜所の特徴といえば何と言っても『カフェ式連続式蒸溜機』です。 一般的に連続式蒸留機は、その性質上原材料の風味となる成分まで取り除いてしまうため、グレーンウイスキーの蒸留に使われることが多いですが、『カフェ式連続式蒸溜機』は、現在主流の連続式蒸留機と比べると旧式で効率も劣る反面、香味成分を残しやすいという特徴があります。 そのため『宮城峡蒸溜所』では『カフェ式連続式蒸溜機』を利用し、グレーン原酒だけでなくモルト原酒も蒸留しており、それが『宮城峡蒸溜所』の特徴的な優しい味わいを作り出しています。 『宮城峡 マンサニーリャウッドフィニッシュ』は、2018年に4000本限定で発売されました。 マンサニーリャとは、スペイン南部、サン・ルーカル・デ・バラメーダで生産される辛口シェリーのことです。宮城峡の華やかで優しい原酒を、長年ソレラシステムによって育み続けたマンサニーリャを熟成していた樽で18ヶ月間追熟を施した、遊び心溢れる一本となっています。 一般に女性的と評され、柔らかく優しい味わいが特徴とされる宮城峡と、辛口でシャープな印象のあるマンサニーリャのマリアージュをぜひお楽しみください。 About [...]