響30年(HIBIKI Aged 30 years)
kameisyuji2025-10-30T18:38:31+09:00世界で最も権威のある酒類コンペティションの一つが、イギリスの雑誌『ドリンクス・インターナショナル』が主催するインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ、通称ISCです。 1995年に第1回を開催し、毎年世界各国から集められた様々なお酒を、各蒸溜所のマスターディスティラーやマスターブレンダーなどのお酒の第一人者から選ばれた審査員によって、ブラインドテイスティングで評価を下しています。 そんなISCの最高賞であるトロフィーを何度も受賞した響30年はサントリーの誇るブレンデッドウイスキーの最高峰です。 1回目のトロフィー獲得は2004年。まだ日本にウイスキーブームは訪れておらず、むしろ低迷期と言われていた頃でした。 そんな中突如現れてトロフィーを獲得したジャパニーズウイスキーに、世界は驚いたことでしょう。 その後は2006年、2007年、2008年と3回連続してトロフィーを獲得する偉業を成し遂げました。 この2008年はイチローズモルトで知られるベンチャーウイスキーの秩父蒸留所が稼働を開始した年でもあり、イチローズモルトと共に日本のウイスキーを世界に知らしめた功労者であることは間違いないでしょう。 響30年は年間で数千本しか作られない貴重な最高峰のブレンデッドウイスキー。30年以上熟成のシェリー樽原酒の山崎を元に、同じく長期熟成された白州と知多によって構成された至極の逸品です。 ボトルも響の特徴である24面カットではなく、江戸切子なども手掛けており日本の高級グラスを代表するカガミクリスタル製の30面カットと特別仕様になっています。 1997年の初リリースから現在までどんどん相場が上がっており、今では滅多に見かけることのない大変貴重なジャパニーズブレンデッドウイスキーです。 [...]
















