エンジェルズ エンヴィー (ANGELS ENVY FINISHED IN PORT WINE BARRELS)
kameisyuji2024-10-04T02:33:58+09:00近年アメリカでは、小規模蒸留所ながらも小規模ゆえの小回りのよさで独自のこだわりや情熱を込めた、高品質なバーボンを作ろうというクラフトバーボンブームが到来しています。 『エンジェルズ エンヴィー』もその一つで、ジャックダニエルや、ウッドフォードリザーブ等の有名なウイスキーを手掛けてきたブラウンフォーマン社で、長年マスターディスティラーを勤めていたリンカーン・ヘンダーソン氏が、息子のウェス・ヘンダーソン氏と共に立ち上げたのがケンタッキー州ルイヴィルに位置する『エンジェルズ エンヴィー蒸留所』です。 ウイスキー蒸留の世界では、熟成の過程で樽から原酒が揮発して量が減ることを「エンジェルシェア」、天使の分け前と呼びます。リンカーン・ヘンダーソン氏が出来上がった原酒を味見した際に、その事から「ついに天使よりも素晴らしいものができた」と冗談を言ったことから、“天使の羨望”という名前がつけられました。 『エンジェルズ エンヴィー ポートフィニッシュ』は、最高6年熟成の原酒を、ポルトガルから直輸入したフレンチオーク製ポートワイン樽で3〜6ヶ月追熟して作られています。 バーボンではあまり見かけないユニークな作り方と、ハンドクラフトにこだわりを持ち、熟練の職人技によって少数生産されるケンタッキーストレートバーボンです。 蒸留所が完成したのが2016年と新しいブランドであるため、知名度はまだそれほど高くはないですが、バーボン好きたちの間では既に注目されています。 [...]