バ・アルマニャック ドメーヌ・ド・ラサール 1973(Bas Armagnac Domaine De Lassale 1973)
kameisyuji2024-07-25T01:21:45+09:00ガスコーニュ地方アルマニャックの地に根差す老舗のアルマニャックの造り手、ジェラス家は1865年に会社として設立されましたが、そのファミリーの歴史は1246年まで遡ることができます。 ガスコーニュ・スピリッツを持ち続けることにこだわり、現在に至るまで同族経営を続けており、100年以上前のヴィンテージも貯蔵していると言われているジェラス家はまさに古酒のスペシャリストです。 そしてジェラス家はネゴシアン事業も展開しており、自社のブランドだけでなくテナレーゼ地区や、アルマニャックの産地として最高級とされるバ・アルマニャック地区のシングルドメーヌの商品もボトリングしています。 ドメーヌ・ド・ラサール1973は、フィロキセラ禍で絶滅危惧種となった「フォルブランシュ」種と、時代の流れに揉まれ今ではもう幻とされる「バコ」種の2種類のブドウが使われています。 生産者名はアルマニャック地方サンジュスタン村の伝説の作り手と言われているアンドレ・コスト氏で、1973年ヴィンテージの42年熟成と長期熟成されています。 しかし、彼はもうすでに引退しており、現存する原酒が全て無くなればもう二度と飲めなくなる、まさに歴史的な遺物とも言える幻の古酒となっています。 その芳香は力強いランシオ香からドライイチジクやプルーン、状態の良い葉巻のようなニュアンスも感じられます。 人生で一度は飲んでおきたい、大変貴重なアルマニャックです。ぜひご堪能ください。 The [...]