和三盆ラム(WASANBON MOLASSES JAPANESE RUM)
kameisyuji2024-10-11T18:24:39+09:00歴史的にラム酒とは砂糖を作る過程で出てくる副産物である廃糖蜜で作られてきました。 そのため世界各地のラム酒の名産地は、かつては砂糖の名産地であったことが多いです。 そして日本にも、誰もがその名を知っている伝統的な高級砂糖があります。 18世紀に誕生した香川県の名産物『和三盆』です。 ラム酒製造のきっかけは、美馬産業株式会社の代表取締役社長である美馬宏行氏が、奥さんのご実家の家業の三谷製糖の和三盆の作り方を教わった事でした。 和三盆を作るにあたって副産物として出てくる糖蜜の大半が廃棄されていると聞いた美馬氏は、それを用いてラム酒を作れるのではないかと思い至り、老舗酒蔵である西野金陵株式会社と協力して2019年に試作品を完成させました。 そして熟成樽や日本酒造りに使われていた木桶を調達し、2023年4月に香川県東かがわ市馬宿に馬宿蒸留所をオープンしました。 和三盆に使われるサトウキビは、一般的な製糖で使われるサトウキビと少し違う竹糖と呼ばれるもので、和三盆の製造過程も日本酒造りからヒントを得た少し特殊なものです。 そこから生み出される和三盆ラムも、他に類を見ない唯一無二な味わいをしています。 日本酒の様な甘い香りを纏った和三盆ラムはきっと貴重な体験を感じさせてくれるでしょう。ラム酒好きな方も、そうでない方もぜひ一度お試し頂きたい一品です。 [...]