響17年(HIBIKI Aged 17years)
kameisyuji2023-08-09T18:24:16+09:00「人と自然と響き合う」を企業理念に掲げているサントリー、1989年に創業90周年を記念して発売されたのが『響 17年』です。当時のマスターブレンダーの佐治敬三氏が、チーフブレンダーである稲富孝一氏に、「創業90周年にサントリーの粋を集結した傑作を出したい」と告げたところ、長年ヴィオラを嗜んでいた稲富孝一氏は、ブラームス作曲の『交響曲第一番』第四楽章をイメージしながら山崎と白州の原酒を厳選し、30種以上の原酒を見事に束ねて調和させました。 こうして生まれた『響 17年』は単なる90周年記念に留まらず、数多くの賞を授かり、世界的に大変人気で、日本国内でも最高峰のブレンデッドになりました。 キーモルトとしては山崎、白州、知多の3種で、ミズナラ樽の原酒を主軸に据えています。 特徴的なボトルの形状は24面カットで、古来の日本の暦である24節季を表しています。 ラベルに使われている紙は伝統的な技法で作られている越前和紙、響の文字は萩野丹雪氏が書いています。 『響』ブランドの始まりの一本とも言える『響 17年』、日本のウイスキー業界を牽引してきたサントリー社による日本を代表するブレンデッドウイスキーと言っても差し支えありません。 2018年に原酒不足により一旦休売となったまま、未だ再販の目処がたっておりません。 [...]