トロワ・リビエール キュヴェ ド ロセアン(TROIS RIVIERES CUVEE DE L’OCEAN)
kameisyuji2024-09-03T17:48:43+09:00コロンブスに「この世で最も美しい場所」と言わしめた、カリブ海に浮かぶフランス領マルティニーク島。この地ではアグリコールラムの生産が盛んです。 トロワ・リビエールもその一つで、起源を辿ると1660年にルイ14世の財務官だったニコラ・フーケ氏がマルティニーク島の南部に土地を取得したことに由来します。 当初は砂糖を精製するプランテーションでした。時代が進むにつれてラム酒の生産にシフトしていき、20世紀には新鮮なサトウキビジュースで作るアグリコールラムの製造に一本化されました。 トロワ・リビエールの名前は120ヘクタールに及ぶ敷地内に流れる3本の川に由来しています。 『キュヴェ ド ロセアン』は、マルティニーク最南端の海岸沿いの決められた農園で育ったサトウキビのみを使って蒸留されたホワイトラムです。 非常に日当たりが良く、潮風を受ける環境で育ったサトウキビの風味は柔らかく豊かで、絶妙な塩気を感じさせます。 ボトルのデザインも海の青さを思わせる鮮やかな色合いとなっています。 数多くるマルティニーク島のラム酒ブランドの中でもトップレベルに人気なトロワ・リビエールですが、実は2000年に火災で熟成ラムの大多数を失うという悲劇を味わっています。 [...]