厚岸シングルモルトウイスキー 二十四節気シリーズ 大雪(AKKESHI SINGLE MALT JAPANESE WHISKY “TAISETSU”)
kameisyuji2024-08-15T18:31:56+09:00「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを日本で作りたい」という強い思いで、堅展実業株式会社の社長である樋田恵一氏が選んだのは北海道の東、厚岸町の地でした。 日本で数少ないピートが採れる土地であり、潮気を含んだ深い海霧が頻繁に発生する湿原地帯である厚岸は、アイラモルトをこよなく愛する樋田氏にとっては理想的な土地でした。 蒸留所の建設が完了し、2016年に蒸留を開始、仕込み水にはホマカイ川の水を使用しています。 この水はピート層を通っているため茶褐色をしており、アイラ島と共通する点と言えます。 厚岸蒸留所ではワインの世界などで使われるテロワールの考えを重要視しており、北海道地元の大麦麦芽と地元の仕込み水、地元のピート、熟成樽には北海道で獲れた希少なミズナラなど、北海道産だけでのウイスキー作りを目指しています。 2020年に第1弾をリリースした二十四節気シリーズは、1年を24等分し、それぞれを季節として名付けた日本古来の暦になぞらえて、全24種類として順次限定リリースしているシリーズです。 「大雪」は第9弾にあたり、2022年の12月上旬にリリースされました。 大雪とはカレンダーでいうところの12月7日頃を指しており、読んで字の如く本格的に雪が降り冬の深まる時期を意味します。 また、この時期になると「熊蟄穴(くまあなにこもる)」と言って、熊が冬眠をしに穴に籠り始める時期でもあり、それになぞらえてボトルには冬眠中の熊が描かれています。 日本らしい和のテイストに、はっさくやみかんを想わせる柑橘のニュアンスを持った甘みを感じられます。 [...]
















