747nova555

About kameisyuji

この作成者は詳細を入力していません
So far kameisyuji has created 99 blog entries.

ビートエモーション グレース(BEAT EMOTION GRACE)

2023-09-22T00:33:48+09:00

BOØWY、COMPLEXを経て現在はソロ活動で世界を羽ばたくギタリスト、布袋寅泰氏。 『布袋寅泰氏の人生を象徴するモルトウイスキー』というコンセプトを掲げて、長濱蒸留所とのコラボにより2023年4月26日に『TRIANGLE』と『GRACE』の2種類が発売されました。 『BEAT EMOTION』という名はBOØWYのアルバムタイトルでもあり、ソロ活動開始後初のオリコンチャート1位に輝いた楽曲タイトルで、布袋寅泰氏にとっては重要な象徴となる単語です。 長濱蒸留所は滋賀県・琵琶湖の湖北に2016年に誕生したばかりで、日本最小規模の蒸留所と言われています。まだ数年の歴史ですがその勢いは凄まじく、構想から僅か7ヶ月で生産を開始、操業から5年の時点ですでにWWAやIWSCなどの複数の賞を獲っている、まさに新進気鋭の蒸留所です。また、コミックやミュージシャンとのコラボを頻繁にすることでも有名です。 『BEAT EMOTION GRACE』は、赤ワイン樽やシェリー樽の原酒をブレンドし、赤ワイン樽で最後に追熟を施して作られました。 イメージしているのは、東京 2020 [...]

ビートエモーション グレース(BEAT EMOTION GRACE)2023-09-22T00:33:48+09:00

適格請求書発行事業者(インボイス制度)登録完了のお知らせ

2023-09-13T22:23:57+09:00

平素は格別のご愛顧を賜り、ありがとうございます。 2023年10月1日に開始が予定されているインボイス制度に関して、 シガーバー スーペルノーバ全店舗 (東京銀座店・大阪北新地店・大阪淀屋橋店)、 適格請求書発行事業者の登録が完了しておりますのでお知らせいたします。 今後とも変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。   適格請求書発行事業者登録番号 株式会社スーペルノーバ T9120001199902 [...]

適格請求書発行事業者(インボイス制度)登録完了のお知らせ2023-09-13T22:23:57+09:00

H.アップマン No.2(H.UPMANN No.2)

2023-09-08T18:31:31+09:00

長さ:156mm リングゲージ52 ヴィトラ名 ピラミデ   H.アップマンは1844年にドイツ人の実業家であり、銀行家のヘルマン・アップマン氏によって創立された、キューバシガー最古のブランドです。 ヘッド(吸い口)の部分が細く尖っているトルペドと呼ばれる形状が特徴で、モンテクリストのNo.2やパルタガスのセリーP No.2と同じでピラミデと呼ばれるビトラです。 シガー愛好家にとっては、ロブストに匹敵するほどのメジャーなサイズで大変人気のあるビトラです。 吸い口が細く狭くなっているため、味わいが強く感じやすいという特徴があります。 この形状の葉巻は、パレホ(フッドからヘッドまで太さが均一の葉巻)よりも巻くのが難しく巻き職人に高い技術が必要とされています。 [...]

H.アップマン No.2(H.UPMANN No.2)2023-09-08T18:31:31+09:00

グレンドロナック 15年 リバイバル(GLEN DRONACH REVIVAL Aged 15 years)

2023-08-31T18:34:31+09:00

ハイランドとスペイサイドのちょうど境目にあたる、アバディーンシャーのハントリー郊外にあるデヴァロン川の南に位置するグレンドロナック蒸留所は、ティーチャーズのキーモルトとしても有名な蒸留所です。 ジェームス・アラダイス氏が1826年に蒸留所を建てたのが始まりで、ウイスキー蒸留所としては珍しいことに、創業当初から非常に人気の高いウイスキーを作っていました。 アラダイス氏のウイスキーは地元の貴族たちに大好評で、やがてアラダイス氏はロンドンの社交界をデビューするようになりました。その後1837年にグレンドロナック蒸留所が火災に見舞われてしまいます。 再建はされましたが、オーナー権は他の人の手に渡ることになり、ここから今に至るまで何度も所有者が入れ替わっています。 グレンドロナックの特徴といえば、やはり何といっても熟成樽のほとんどがシェリー樽であることです。 『グレンドロナック 15年 リバイバル』は、2015年に一度終売となりましたが、復活を願う声も多く2018年頃にリリース再開されました。大変多くのファンを持つブランドの為、人気が高く価格もどんどん高騰しており、現在も安定的に入荷することは難しい状況です。 スパニッシュオロロソシェリーとペドロヒメネス樽で熟成されており、華やかで甘い味わいが葉巻ともよく合います。ぜひ一度お試しください。   [...]

グレンドロナック 15年 リバイバル(GLEN DRONACH REVIVAL Aged 15 years)2023-08-31T18:34:31+09:00

モヒート(MOJITO)

2023-08-25T18:09:36+09:00

ミントの爽やかさが夏場にぴったりで、日本でも大人気のモヒートはキューバ発祥のラム酒ベースのカクテルです。 その発祥は、16世紀頃にカリブ海の海賊によって広められた『Draque(ドラケ)』という飲み物が起源とする説が有力です。 これはアグアルディエンテと呼ばれる荒削りなラム酒に、ライムと砂糖、そしてミントを混ぜ合わせた飲み物で、当時は壊血病等に効くと信じられていました。 このドラケが今のモヒートという名前になったのは19世紀後半になってからバカルディ社が出した、バカルディ・ラムがアグアルディエンテに代わってドラケの材料となり、それがモヒートという名前で呼ばれるようになったとされています。 『MOJITO(モヒート)』の語源はスペイン語の「mojar(濡らす)」から来ているという説や、アフリカ語の「mojo(魔法)」から来ているといった説などたくさんの説がありますが、どれも定かではありません。 また、キューバ革命の際にバカルディ社はキューバから撤退しているため、現在キューバ国内でモヒートの材料として使われているのはハバナクラブとなっています。 モヒートを語る上で避けて通れないのが、文豪ヘミングウェイの残した「我がモヒートはボデギータに、我がダイキリはフロリディータに」という一節です。 ハバナ旧市街・カテドラル広場の近くのエンペドラード通りにある、『ラ・ボデギータ・デル・メディオ』というお店は、ヘミングウェイがモヒートを飲みによく通っていたお店として有名で、今も観光客たちで溢れかえっています。 現在世界中でモヒートが愛されるようになったきっかけとして、ヘミングウェイの存在はかなり大きいと言えるでしょう。 当店のモヒートは、日本に伝わっている一般的なモヒートのレシピとも一線を画し、現地キューバに赴いた際に実際に見て感じた味わいを踏襲しつつも、あえて現地とは違う日本に合った作り方でオリジナルモヒートを提供しております。 [...]

モヒート(MOJITO)2023-08-25T18:09:36+09:00

ラ ファヴォリット プリヴィレージュ プール リュリュ(LA FAVORITE PRIVILEGE POUR LULU)

2023-08-17T23:38:42+09:00

『ラ ファヴォリット(La Favorite)』はフランス領マルティニーク島で作られているアグリコールラムです。 その蒸留所の規模は決して大きくなく、マルティニーク島で最も小さいとされており、畑の面積は60ヘクタールと、東京ディズニーランドより少し広いくらいの規模です。 生産量は年間60万リットルから100万リットル、サトウキビの収穫も全て手作業でされています。 また、いまだに動力を蒸気機関で稼働している数少ない蒸留所でもあります。 1842年に砂糖の精製工場として建てられましたが、経営不振やハリケーンの影響により、長らく閉鎖されておりましたが、1905年にアンリ・ドルモア氏が買収し、アグリコールラムを作る蒸留所へと生まれ変わりました。そのまま息子のアンドレ・ドルモア氏、孫のポール・ドルモア氏へと今に至るまで家族経営を続けており、変わらぬ高品質なラムを作り続けています。 『ラ ファヴォリット プリヴィレージュ [...]

ラ ファヴォリット プリヴィレージュ プール リュリュ(LA FAVORITE PRIVILEGE POUR LULU)2023-08-17T23:38:42+09:00

響17年(HIBIKI Aged 17years)

2023-08-09T18:24:16+09:00

「人と自然と響き合う」を企業理念に掲げているサントリー、1989年に創業90周年を記念して発売されたのが『響 17年』です。当時のマスターブレンダーの佐治敬三氏が、チーフブレンダーである稲富孝一氏に、「創業90周年にサントリーの粋を集結した傑作を出したい」と告げたところ、長年ヴィオラを嗜んでいた稲富孝一氏は、ブラームス作曲の『交響曲第一番』第四楽章をイメージしながら山崎と白州の原酒を厳選し、30種以上の原酒を見事に束ねて調和させました。 こうして生まれた『響 17年』は単なる90周年記念に留まらず、数多くの賞を授かり、世界的に大変人気で、日本国内でも最高峰のブレンデッドになりました。 キーモルトとしては山崎、白州、知多の3種で、ミズナラ樽の原酒を主軸に据えています。 特徴的なボトルの形状は24面カットで、古来の日本の暦である24節季を表しています。 ラベルに使われている紙は伝統的な技法で作られている越前和紙、響の文字は萩野丹雪氏が書いています。 『響』ブランドの始まりの一本とも言える『響 17年』、日本のウイスキー業界を牽引してきたサントリー社による日本を代表するブレンデッドウイスキーと言っても差し支えありません。 2018年に原酒不足により一旦休売となったまま、未だ再販の目処がたっておりません。 [...]

響17年(HIBIKI Aged 17years)2023-08-09T18:24:16+09:00

ボリバー ペティコロナ(BOLIVAR PETIT CORONAS)

2023-08-02T20:50:11+09:00

長さ:129mm リングゲージ:42 ヴィトラ名 ペティコロナ   アンデス5ヶ国を独立に導いた革命家のシモン・ボリバルに由来した名前を持つ『BOLIVAR』は1901年から1902年頃に、ホセ・フェルナンデス・ロシャ氏によって誕生したブランドです。 1954年、ロシャ氏の死後にブランドがシフエンテス家の手に渡り、現在ではパルタガス工場で作られています。 土のような力強いニュアンスを持ちつつもココアのような甘みが時々顔を覗かせるボリバーの味わいは、比較的マイナーなブランドながらも根強い人気を誇っています。 『ボリバー ペティコロナ』は手を出しやすいペティコロナサイズで、目安となる喫煙時間は40分程度、フルボディな味わいとなっております。ぜひお試しください。   [...]

ボリバー ペティコロナ(BOLIVAR PETIT CORONAS)2023-08-02T20:50:11+09:00

お盆期間の営業のお知らせ(Obon Temporary change  in business hours)

2023-07-27T19:57:16+09:00

お盆期間中は、下記の通り営業いたします。 8月11日(金) 休業 12日(土) 18:00~2:00 13日(日) 休業 14日(月) 18:00~2:00 15日(火) 18:00~2:00 ラストオーダーは閉店時間の30分前となっております。 皆様のお越しをお待ちしております。 それ以外は通常通り営業いたします。 営業時間 [...]

お盆期間の営業のお知らせ(Obon Temporary change  in business hours)2023-07-27T19:57:16+09:00

ル・モルトン 1972(LE MOLTON 1972)

2023-07-27T22:03:22+09:00

フランス・ノルマンディー地方の銘醸地ドンフロンテ地区で農園を営むル・モルトン家が自家醸造、自家熟成で造り出すカルヴァドス。 AOCドンフロンテとしてリリースされるカルヴァドスには、原料として使用される洋ナシ比率が30%以上でなければならないという規定があります。 もう一つの、カルヴァドスを代表するペイドージュ地区のカルヴァドスの規定は、逆に洋ナシ比率を30%以下に抑えなければならないという規定がある為、同じカルヴァドスでも両者は特性が異なります。 ドンフロンテの中でもル・モルトンは洋ナシ比率が大変高く、りんご20%に対して洋ナシ80%の比率で造られていると言われております。 この1972は、1972年蒸留で2020年にボトリングされた熟成年数48年の長期熟成品。 使用済みの古樽を使用することで樽から出るタンニンが少なく、長期熟成しても果実味の溢れる原酒に仕上がります。 洋ナシ比率が高いことで、繊細な甘みと程よい酸が感じられる柔らかく上品な味わい。 48年もの熟成を経て美しい琥珀色に仕上がったドンフロンテを代表するカルヴァドスの実力派ル・モルトン。 今やシングルモルトウイスキーの長期熟成品だと、このような価格で飲めることはまずありません。 ぜひお楽しみください。 [...]

ル・モルトン 1972(LE MOLTON 1972)2023-07-27T22:03:22+09:00

スタッグJR(STAGG JR)

2023-07-27T18:54:41+09:00

バッファロー・トレース蒸留所から、年間300本程度の限定で販売されているシングルバレルバーボンの王様、ジョージTスタッグ。 蒸留所の各部門の最高責任者数名がテイスティングした16種類の最高品質のサンプル原酒の中から、一樽のみを選出して毎年一度だけリリースされていますが、少量生産な上、人気が高く一般市場ではほとんど見かけることがなく口にするのが大変難しい超入手困難品。 2002年に販売開始された本家から遅れること11年、2013年よりジョージ・T・スタッグの弟分としてリリース開始されたのがこちらのスタッグJR。 セカンドラインとはいえ、年に二度のみ400本程のリリースとこちらも本家ほどではないまでも超限定品であり入手は困難です。 ジョージ・T・スタッグと同じく、加水調整なしのバレルプルーフでもちろんノンフィルタリング。リリース毎に樽が違うことから、ボトリングの度にアルコール度数も違えば異なる味わいをたのしむことができます。 ジョージ・T・スタッグの熟成年数15~19年に対して、スタッグJrは平均で8~9年と約半分の熟成期間となっております。現在当店にあるボトルの129.5プルーフは、2017年春にリリースされたシリーズ第8弾のバッチ8。そのアルコール度数からは信じられない程のまろやかさと奥深い甘み。現在最新のリリースはバッチ18を超えていますが、バッチ18より名前のJrが消され、スタッグという名に名称変更されています。その計り知れないポテンシャルはこの1本でも十二分に感じていただけることでしょう。ぜひご堪能ください。   From the Buffalo [...]

スタッグJR(STAGG JR)2023-07-27T18:54:41+09:00

ロメオ・イ・フリエタ チャーチル(ROMEO Y JULIETA CHURCHILLS)

2023-07-27T20:56:20+09:00

長さ:178mm リングゲージ47 ヴィトラ名 チャーチル   「ロメオ・イ・フリエタ」は、「ロミオとジュリエット」をスペイン語読みしたものです。 キューバの葉巻工場では、巻き職人たちが退屈しないように、職人たちの前で小説や新聞などを読み聴かせるレクトールという役割が古くからあります。そこで朗読される物語の中で特に人気のあったお話に由来してこのブランド名がつけられました。 「ロメオといえばチャーチル、チャーチルといえばロメオ」という言葉があるように、チャーチルは「ロメオ・イ・フリエタ」の代表とも言えるヴィトラです。チャーチルというのはこのサイズの葉巻の規格の名前(ヴィトラ)です。 この名は、葉巻をこよなく愛したことで知られる英国首相のウィンストン・チャーチルに由来しております。しかしながら、チャーチルがシガースモーカーの代名詞となっているため「ロメオ・イ・フリエタ」以外のブランドでもチャーチルの名を冠するものは多数あります。ただ、当時ウィンストン・チャーチルがロメオ・イ・フリエタのこのサイズばかりを好んで吸っていたことから名付けられた、本家チャーチルがこの1本です。 チャーチル首相は毎日朝から晩までずっと葉巻を咥えていたくらいの大の葉巻愛好家として知られており、キューバ革命でキューバに訪れた後、「キューバでは葉巻と昼寝の習慣を身に付けた」と言い残すほどです。 味わいとしてはミディアムに分類され、ほんのりとスパイシーな一面が顔を覗かせます。 [...]

ロメオ・イ・フリエタ チャーチル(ROMEO Y JULIETA CHURCHILLS)2023-07-27T20:56:20+09:00

ロイヤルハウスホールド(Royal Household)

2023-07-27T19:28:07+09:00

『Royal Household』という名は、そのまま『英王室』を意味しており、その名の通りかつて英国王室のためだけに作られたブレンデッドウイスキーです。 1897年、ジェームズ・ブキャナン氏によるブレンデッドウイスキーである『ブキャナンズブレンド』が非常に人気を博し、何と当時の英国皇太子(後のエドワード7世)から直々に「皇太子専用のブレンデッドウイスキーを作って欲しい」と勅命を下されました。 そこでブキャナン氏が英国王室に献上した幾つかのブレンデッドウイスキーの中で、皇太子自ら選んだものが後に『Royal Household』と名付けられました。 その1年後の1898年には皇太子御用達のロイヤルワラントが授けられ、皇太子が国王エドワード7世へと戴冠された際に王室御用達へと切り替わりました。実際に名付けたのはエドワード7世の弟で、後の国王ジョージ5世であるヨーク公だとされています。 また、当時は英国御用達である証拠として『The』の接頭語がつけられており、『The Royal Household 』という名前でした。 [...]

ロイヤルハウスホールド(Royal Household)2023-07-27T19:28:07+09:00

ペール・ラバ ブラン 旧ボトル(RHUM DU PERE LABAT old bottle)

2023-07-27T22:11:50+09:00

西インド諸島の東部、カリブ海に浮かぶフランスの海外県であるグアドループの島嶼群の一つであるマリー・ガラント島。 ペール・ラバを生み出すポワソン蒸留所は、その地に1860年に設立されました。 2009年にフランスの投資会社に買収され建て替えが行われるまでは、世界最小のラム蒸留所と言われておりました。 買収される以前はお爺さんたちが手作りで生産しており、その製造工程も加水に雨水が使用されるなど、その他に製法も含め実にユニークであることが知られています。 こちらは、その時代に流通していたオールドボトル。アルコール度数59度のラムブラン。 買収後も味わいは引き継がれているとはいえ、蒸留所の建物、蒸留器、タンクなどのほぼ全てが改修されて全く新しい蒸留所となっておりますので、やはりラム愛好家にとってこちらは別物と言えるのではないでしょうか。 癖の強いお酒をお好みの方にはぜひおすすめいたします。長きにわたりラム酒造りに力を注ぎ続けた職人の“誇り”。この味わいはもう帰ってきません。ぜひこの機会にお楽しみください。   Marie-Galante is [...]

ペール・ラバ ブラン 旧ボトル(RHUM DU PERE LABAT old bottle)2023-07-27T22:11:50+09:00

グレンモーレンジ ミルション(GLEN MORANGIE MILSEAN)

2023-07-28T18:59:18+09:00

「完璧すぎるモルト」と呼ばれるグレンモーレンジは、ハイランドに位置するグレンモーレンジ蒸留所で作られています。 1843年に古いビール工場を改修して作られた同蒸留所は、最初のうちは経営が上手くいかず資金繰りに悩まされていました。 1887年にウイスキー用より安価で、ジンの蒸留に使われていた中古のポットスチルを購入したのが転機となりました。 このポットスチルで作られた原酒に上品でフローラルな味わいがするということで、たちまち大人気になっていきました。 また、グレンモーレンジは「樽のパイオニア」とも呼ばれており、スコッチウイスキーの熟成にバーボン樽を利用した世界初の蒸留所とされています。 「樽のパイオニア」と呼ばれるだけあって、グレンモーレンジ蒸留所は様々な樽で追熟させる手法を非常に得意としており、その中でも2010年から始まったプライベートエディションシリーズは他に類を見ない独特な方法で作られたボトルばかりです。 『グレンモーレンジ ミルション』はそのシリーズの第7弾で、バーボン樽での熟成後に、まだ糖分が残った状態のポルトガル産赤ワイン樽をトーストしてから移し入れて追熟しているという特徴があります。 通常、追熟に使われる樽は内部に染み込んだ貴重な成分を出すためにトーストをしないのですが、あえてトーストすることにより付着している糖分をキャラメル化させて、独特の濃厚な甘味を引き出しています。 ミルションとはゲール語で「お菓子」を意味しており、まさにその名の通りスイーツやサトウキビのような甘さを纏っています。 ほんのりとしたスパイシーさを内包する上品かつ濃厚で甘美な味わいは葉巻ともよく合います。 [...]

グレンモーレンジ ミルション(GLEN MORANGIE MILSEAN)2023-07-28T18:59:18+09:00
Go to Top