モヒート(MOJITO)
kameisyuji2023-08-25T18:09:36+09:00ミントの爽やかさが夏場にぴったりで、日本でも大人気のモヒートはキューバ発祥のラム酒ベースのカクテルです。 その発祥は、16世紀頃にカリブ海の海賊によって広められた『Draque(ドラケ)』という飲み物が起源とする説が有力です。 これはアグアルディエンテと呼ばれる荒削りなラム酒に、ライムと砂糖、そしてミントを混ぜ合わせた飲み物で、当時は壊血病等に効くと信じられていました。 このドラケが今のモヒートという名前になったのは19世紀後半になってからバカルディ社が出した、バカルディ・ラムがアグアルディエンテに代わってドラケの材料となり、それがモヒートという名前で呼ばれるようになったとされています。 『MOJITO(モヒート)』の語源はスペイン語の「mojar(濡らす)」から来ているという説や、アフリカ語の「mojo(魔法)」から来ているといった説などたくさんの説がありますが、どれも定かではありません。 また、キューバ革命の際にバカルディ社はキューバから撤退しているため、現在キューバ国内でモヒートの材料として使われているのはハバナクラブとなっています。 モヒートを語る上で避けて通れないのが、文豪ヘミングウェイの残した「我がモヒートはボデギータに、我がダイキリはフロリディータに」という一節です。 ハバナ旧市街・カテドラル広場の近くのエンペドラード通りにある、『ラ・ボデギータ・デル・メディオ』というお店は、ヘミングウェイがモヒートを飲みによく通っていたお店として有名で、今も観光客たちで溢れかえっています。 現在世界中でモヒートが愛されるようになったきっかけとして、ヘミングウェイの存在はかなり大きいと言えるでしょう。 当店のモヒートは、日本に伝わっている一般的なモヒートのレシピとも一線を画し、現地キューバに赴いた際に実際に見て感じた味わいを踏襲しつつも、あえて現地とは違う日本に合った作り方でオリジナルモヒートを提供しております。 [...]