ル・モルトン 1972(LE MOLTON 1972)
kameisyuji2023-07-27T22:03:22+09:00フランス・ノルマンディー地方の銘醸地ドンフロンテ地区で農園を営むル・モルトン家が自家醸造、自家熟成で造り出すカルヴァドス。 AOCドンフロンテとしてリリースされるカルヴァドスには、原料として使用される洋ナシ比率が30%以上でなければならないという規定があります。 もう一つの、カルヴァドスを代表するペイドージュ地区のカルヴァドスの規定は、逆に洋ナシ比率を30%以下に抑えなければならないという規定がある為、同じカルヴァドスでも両者は特性が異なります。 ドンフロンテの中でもル・モルトンは洋ナシ比率が大変高く、りんご20%に対して洋ナシ80%の比率で造られていると言われております。 この1972は、1972年蒸留で2020年にボトリングされた熟成年数48年の長期熟成品。 使用済みの古樽を使用することで樽から出るタンニンが少なく、長期熟成しても果実味の溢れる原酒に仕上がります。 洋ナシ比率が高いことで、繊細な甘みと程よい酸が感じられる柔らかく上品な味わい。 48年もの熟成を経て美しい琥珀色に仕上がったドンフロンテを代表するカルヴァドスの実力派ル・モルトン。 今やシングルモルトウイスキーの長期熟成品だと、このような価格で飲めることはまずありません。 ぜひお楽しみください。 [...]